【活動報告@延岡】

 
12月17・18日と延岡市で活動を行ってきました。この間、対応を続けてきたお宅の作業班と個別訪問班に分かれての活動。
 
個別訪問では寒波で寒く、また天気が悪い中での活動。雨の様子を見ながら、合間を縫って活動しました。
 
作業班では、おもやいボランティアセンターさんやオカベースさんからの助っ人もあり、またコンパネの提供もいただきました。こちらも、もともとタイトなスケジュールで天気の制約を受けての作業でしたが、メンバーがテントを持って来てくれ、作業が残っている部屋の荷物をテント中に仮置きするなど工夫しての作業。一列分は前回は下地貼りまで終わっていたとは言え、2日間で荷物出し→床剥ぎ→束の補強→床下地貼り→CFシート貼り→荷物戻しまで行いました。
 
初日は雨だったのでテントに荷物を仮置き
 
  束が浮いていたため、根太の水平が…
 
浮いている束
 
束の補強
 
人数が多いとやはり助かります。
個別訪問で出会ったお宅ですが、こちらは最初の訪問時は全ての床がブカブカになっており、踏み抜きそうな危険な状態で、まともに使える部屋は一部屋もありませんでした。
 
近くに住む娘さんご夫婦もどうしたら良いか分からず、困っていたとのことでしたが、お話をじっくり聞き、利用できる制度は最大限使いつつ足りないところをボランティアで、というプランをお示しできたことで、協力して進めてきました。
 
と言っても、RC造の内水氾濫による被害なので、木造であれば中規模半壊でもおかしくない被害なのですが、実際の判定は準半壊。利用できる公的支援制度は31万8千円の応急修理制度と30万円の延岡市・宮崎県からの独自給付金のみで、全ての床を修理するには到底足りません。
 
そこで、キッチンと廊下のみ応急修理制度を利用して修理することにし(かなり安い見積だと思います。)、のこりの和室二部屋、洋室一部屋を私たちで修理。あちこちの部屋の束が浮いているなどの課題が出てきたりしましたが、プロボノさんのお力もお借りしながらお正月前に私たちの受け持ち分については年内になんとか終わらせることができました。
 
 

水を吸って膨らみ開かなくなった扉の調整
 

荷物が多いので訪問班も荷物入れはお手伝い

 
帰りは雪のため、高速道路や一般道が通行止めやチェーン規制になったため、かなり遠回りすることになり、通常3時間半の道のりが6時間くらいかかることになってしまいましたが、全員無事に帰ることができました。
 
今回の活動で現場での年内の活動は終了となりますが、来年も引き続き頑張って行きたいと思います。
 
私たちの活動に賛同していただき、ご寄付などのサポートをいただいている皆さまにおかれましては、報道も少なく、助成金などの活動資金が出にくい局所災害での活動についてもご協力いただいているおかげで、なんとか活動を行えております。改めてお礼申し上げます。
 
最後に今年もお力をお貸しいただいたボランティアの皆さま、協力団体の皆さまや献身的に活動を共に作っていただいている会員の皆さまにもスタッフ一同お礼申し上げます。
 
(現地での直接支援以外の活動はまだまだ今年も行います)
 
 
 最後はおうちのお父さんお母さんがわざわざお礼を言いに出てきてくれました
 

最後の部屋の床完成

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私たちの活動は、発災直後の緊急期のみならず、関わった方々が住まいの再建に至るまで継続的に支援を行う中長期型の活動となります。


息の長い支援を続けていくためには、皆さまのお力が必要です。ご支援のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。


▼サポーターで活動を支える(継続的なご支援)
https://saigaiynf.org/keizoku/


▼寄付で活動を支える(単発のご支援)
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