活動報告@大牟田

【2020.07.15】
 地元で活動するボランティアグループInspireさん、JRVCチーム螢火さんと訪問によるヒアリング。
 Inspireさんは地元の強みを活かして、支援が行き届いていないエリアを支援したいとのことで、支援格差の解消を課題と考えるYNFとしては心強い限りです!
 災害ケースマネジメントや生活再建などについてもお話させていただくと同時に、YNFが持つ資料や帳票の提供させていただき、今後の活動の準備も協働して進めています。
 大牟田市でも支援活動ははじまったばかりですが、街雰囲気としては、割と落ち着いているように感じるエリアも。しかし、住民さんからはさまざまなお悩み事が…
 大牟田市では床上浸水が7月15日18:00時点で1,079件
 昨年の佐賀県武雄市での被害が確定値で1,025件だったことを考えると浸水高さの問題もありますが、同規模の被害状況ではないかとも考えられます。
 いずれにせよ、災害が多発している状況やボランティア募集に制限がかかっている状況から片付け作業だけでも相当に時間がかかることも考えなければならないと思います。
 また、先日ルーテル教会様よりIspireさんにお届けいただいた発電機や高圧洗浄機の使い方のご説明なども行いました。ルーテル教会さま、いつもご支援いただきありがとうございます。

 


【2020.07.16】
 先日お伺いした方のボイラーが水害で壊れたため、資格を持つスタッフによって無事修理することができました!高齢の家主さんの自宅の片づけはこれからですが、まずは順調な滑り出しです。
 大牟田のInspireさんとも週末のボランティア作業に向けた打ち合わせ。必要な道具のリストアップなど本格的な支援活動の準備を進めています。

 


【2020.07.18 】
 地元ボランティアチーム「Inspire」さんと協働で活動。
 運営のサポートを行うとともに、昨日、依頼を受けた床が痛んでしまったお宅に伺い、床を踏み抜いてしまう危険があるため、応急処置としてコンパネを敷きました。このコンパネは前日に佐賀県・武雄の「おもやいボランティアセンター」さんからご提供していただいたもので、急なお願いにも関わらず快く対応いただき、おもやいボランティアセンターさんありがとうございました!
 水害で車が使えなくなった方の自宅から家財を一旦通路に出し、軽トラ2台、4tトラック1台て゛集積場まで運びました。
 

 


【2020.07.19】
 大牟田市ボランティアチーム「Inspire」さんと一緒に、明治地区のひとり暮らしの高齢者宅を中心に、荷物出しや床下のチェックを行いました。
 あるお宅は畳にカビが生えていたり、濡れて使えなくなった家財はそのままの状態だったり。みなさん口をそろえて言われるのは、「はじめてだからどうしたら良いかよく分からない…」と。

・濡れた畳や使えなくなった家財を搬出し、床下乾燥作業へ。サーキュレーターが5台ぐらいあれば、床下を乾燥できるのですが、手元にないので調達中。
・水没したクーラーを点検し、使えるように修理。
・台所の床板が抜けそうなお宅は、コンパネをひき、応急処置。
・高齢者が多い地区なので、見守りも必要。

 コロナがなければ、経験豊富なボランティアの方々や支援団体も駆けつけることと思いますが、今回はそうはいかず、被災されたみなさまも困惑が続いてるように思えます。私たちも細心の注意を払いながら、活動をしっかり前に進めていきたいと思います。

 


【2020.07.20】
 昨日、ゴミの搬送が終わらなかったお宅へ。
 残りの片付けをやりなか゛ら、近所の住民にもヒアリングを行いました。伺うと、浸水後の床下を乾燥させる必要性をご存知ない方が多く、その場で状況を確認し、説明しながら廻りました。Inspireさんの地元ネットワークのおかげでスムーズにヒアリングを行うことができました。

 


【2020.07.21】
 大牟田市銀水校区の民児協の皆さまに水害時の床下乾燥の必要性、作業の流れなどをお話しさせていただきました。皆さん熱心に耳を傾けてくれました。
 大牟田市役所さんと打ち合わせをさせていただき、被災地域の現状や課題の共有をしました。また、支援活動で使用するための資機材として、佐賀県「おもやいボランティアセンター」さんより、コンパネのご提供。AARJapan佐賀事務所さんより、乾燥用の扇風機をお借りしました。

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