まずはじめに、令和6年9月21日からの豪雨で被災された皆さまならびにご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

◆豪雨による被害状況
9月21日から降り始めた秋雨前線による大雨は、能登半島全域に停滞し、地震で被災した各地域にて異例の降雨量を記録しました。
輪島市および珠洲市に設置されている仮設団地でも、8か所の団地にて床上浸水が確認されています。
土砂崩れや道路陥没も各所で発生し、一部地域の孤立、断水と停電が発生しています。
報道によると16河川が氾濫し、とりわけ震災被害が著しい輪島市や珠洲市では広く冠水・浸水しました。

◆YNFの能登半島での活動
私たちは、令和6年1月1日に発生した能登地震の被害に対し、珠洲市に事務所を構え、被災者支援を継続してきました。現在は生活の再建に向けた支援を行う「珠洲市ささえ愛センター」の一部を担当しています。
今回の豪雨被害で、事務所が所在する珠洲市内で水害による被害を受けた方の支援を開始しています。

◆被災地支援活動にご協力をお願いします
能登半島は、震災の前にも2年連続で地震を経験し、多くの住民の方に「災害疲れ」が感じられました。
能登地震では、立地や地域の高齢化・過疎化により、再建の目途が立たない、コミュニティ再生の希望が持てないといった不安も未だ見受けられている状況です。

今回の被災にあたっては、上記の様な背景がある中、地震被害とは違った水害という被害に対し、ニーズに合わせたこまやかな支援を行うために、必要な資機材を九州から能登に運んだり、緊急的に必要な支援物資等の提供を準備しています。

被害が相次いで発生している状況においては、より地域の方々に寄り添って支援を行うことが必要不可欠だと感じています。皆さまのお力添えをどうかよろしくお願いいたします。

寄付金の使いみち
皆様からいただいたご寄付は、令和6年9月能登半島豪雨支援・被災者の生活再建活動に活用させていただきます。詳細は追って「活動報告」欄にてご報告いたします。

【寄付方法】

銀行振込、クレジット決済可。(※継続支援はクレジット決済のみ)

★今回のみ寄付をする

★継続的に支援する

【YNFの活動とは?】

特定非営利活動法人YNFは、災害における被災者に対して、一人一人に寄り添った支援活動に関する事業を行い、また超高齢化社会における共生社会づくりを通して、新たな防災の形を推進していくことで社会全体に寄与することを目的とする団体です。

YNFの活動の最大の特徴は、「被災者主義」の徹底です。
災害支援の現場では、物事を決める場所に「被災者」が入ることはほとんどありません。だからこそ、「支援のミスマッチ」が起こりやすく、半ば常態化しています。
私たちの活動は、「決まったことをやる」のではありません。
丁寧に一人ひとりのお話しを伺いながら、必要な支援を考え、実行していきます。
一つとして同じ災害がないからこそ、同じ支援を繰り返すのではなく、刻一刻と変化する被災地の状況を捉えながら、必要な支援をデザインしていく必要があります。

全ての被災者が安心できる暮らしを取り戻すまで、私たちは中長期的に活動しています。