故郷とつながり続ける家『おぎのいえ』ご支援のお願い
私たちYNFは能登町の小木という地区で、一軒の家を借り
みなし仮設に避難している方や実家が奥能登地域にある等の方を対象に
\\\ 無料で宿泊できる場所をつくります ///
地震から1年経って思うこと
珠洲市を中心に活動をはじめて1年が過ぎましたが、私たちがお世話になっている地元の方々や地元スタッフからは「これからこの町はどうなるのだろう?」という漠然とした不安の声が聞かれます。
そして、この不安の根底には、地震や水害による建物へのダメージだけでなく、友人・知人や親戚などがこの地域を離れたことが大きく影響しているのではないかと感じます。
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2024年1月の珠洲市内の様子
奥能登地方の「家に集まる」文化・風習
奥能登地方は、大きな家屋が多いという特徴があります。これは祭りや法事などの際に家に親戚や友人・知人、時には見ず知らずの人まで招待して「家に集まる」という風習があるためです。
金沢市をはじめとした地域外へ転出した方も、祭りの時は帰ってくる、お正月は実家で過ごすといったことが非常に大切にされてきた地域です。
しかし、地震以降、多くの方は狭い仮設住宅での生活になりました。家族が集まろうにも場所がありません。また、みなし仮設に避難し、今後について考えている方々も、戻ってきた時に泊まる場所がないという方がたくさんいます。

能登地震の被災者のために設置された応急仮設住宅
故郷とつながり続ける家『おぎのいえ』をはじめます
『おぎのいえ』では、広域避難をされている方々や、実家があるなど、もともと奥能登にルーツがある方を優先に、ボランティアさんも対象とし、無料の宿泊を提供します。
宿泊施設が建設業者でいっぱいで、ゆっくりと過ごすところも確保できない現在の奥能登では、二地域生活や関係人口の拡大はおろか、維持そのものが課題となっているように感じます。
そんな中、『おぎのいえ』のような取組みは、二地域生活や関係人口の維持を後押しすることができるかもしれません。
この取組みは小さなものですが、この一歩から地域の復興を後押しできたらと思っています。

『おぎのいえ』は部屋もたくさんあり、炊事場・浴室も完備です
『おぎのいえ』宿泊サービス利用対象者
①珠洲市、輪島市、能登町で地震・水害等の被害により避難生活を送られている方
②珠洲市、輪島市、能登町に実家がある、または親族がいるなどゆかりのある方
③珠洲市、輪島市、能登町でボランティアを行う方
※①、②の方を優先といたします
今回のみのご支援の場合は、クレジットカード・銀行振込(ゆうちょ銀行)での寄付が可能です
継続的なご支援の場合は、クレジットカードのみの寄付が可能です
みなさんのお力を貸してください
住み慣れた地域を離れざるを得なくなった方々が、親類・友人・コミュニティとの繋がりを持ち続けるために、ご寄付を通じて『おぎのいえ』の運営に力を貸してください。
皆さまからいただくご寄付は、賃貸費用、水道光熱費や備品購入等に使用させていただく予定です。
寄付の目標金額 |
今回のみのご支援の場合は、クレジットカード・銀行振込(ゆうちょ銀行)での寄付が可能です
継続的なご支援の場合は、クレジットカードのみの寄付が可能です
物資でもボランティア活動でもない支援のカタチ
物資やボランティア活動が必要とされる時期が過ぎ去ると、応援したい気持ちがあっても、被災された方々を支援する方法が限られてきてしまいます。
『おぎのいえ』は、被災者の方々を支援する「人への支援」であるとともに、被災された方が地域やコミュニティと繋がり続けていくことを支援する「地域への支援」です。
今回のみのご支援の場合は、クレジットカード・銀行振込(ゆうちょ銀行)での寄付が可能です
継続的なご支援の場合は、クレジットカードのみの寄付が可能です
災害は、家の建物や暮らし方を変えるだけでなく、人と人の繋がりにも影響を与えます。
災害によって、コミュニティが消滅してしまうケースや、地域として再生することが難しくなるケースも決して珍しくはありません。
奥能登地域が、美しい自然環境とともに、人の暮らしが続く地域でいられるために。
皆さまのお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

『おぎのいえ』がある小木地区