【活動報告@久留米】
YNFでは令和5年7月豪雨で被災された方への相談支援を継続しています。
なかなか支援を受け入れていただけない方へも継続して関わりつづけることで支援を受け入れていただけることもあります。災害特有の課題から平時の福祉課題へと移行していく方々に対しては、久留米市社会福祉協議会さんと一緒に訪問し、おつなぎするケースも増えています。

この時期になっても再建の目途が立っていない方々にはそれぞれ個別のご事情があります。
たとえば下記のようなケースです。
「被災し公営住宅に入居し、必要な制度を利用するためには世帯を分け別居する必要があるが、家族内で話がまとまらない」
「借家で被災するも、家主に修繕の意思はなく、環境の著しく悪い壊れた家で生活しているが、外からの支援を断られる」
「水害後の戸別訪問で出逢う。本人は無年金者であるが、高齢の親の年金で生活していた。被災後に親が亡くなり無収入となるも、制度利用に本人は消極的」
いずれも平時の課題が災害をきっかけに見つかるというケースでもあります。

まずは出会い、踏み込んで介入することで初めてこれらの事実や課題が見えてきます。
また、支援側で一緒に話し合ったり、訪問する中で、セカンドキャリアとして福祉の仕事をされている方とお会いすると、その方の前職の経験が生きてくることも実感しています。
現職のカテゴリーだけではなく、関わる人間の人生経験の幅がとても大事なことのように思います。
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皆さまのご支援により、私たちの活動が資金面において支えられるだけでなく、活動を通して被災された方々・地域を応援する力となります。
ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
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私たちの活動は、発災直後の緊急期のみならず、関わった方々が住まいの再建に至るまで継続的に支援を行う中長期型の活動となるため、継続的にご支援いただくサポーター支援制度も設けています。
皆さまのお力を借りて、解決が困難な課題を抱えた被災世帯の方々へ届く支援を行っていけたらと思っていますので、ご支援のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。
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