活動報告@愛媛(平成30年7月豪雨)&日本災害復興学会
【10月24日・28~30日@愛媛】
宇和島市社会福祉協議会さんで「地域支え合いセンター」に関する研修会を行いました。
この間、全国の仲間と取り組んでいる「災害ケースマネジメント」をベースに、生活再建に関する基礎知識という内容です。
「災害ケースマネジメント」は、建物被害のみではなく、一人のひとりの生活状況を踏まえた包括的な生活再建支援に関する考え方
で、平時まで見据えて支援策を組み合わせるという点が特徴的です。これまでに日弁連や学識者、民間支援団体などが提唱してきて
いますが、熊本地震や九州北部豪雨での公的支援への反映はまだまだ課題があります。
特に、熊本地震以降、各地で設置されている「地域支え合いセンター」が、単なる「見守り支援」にとどまっているケースが多く、
生活再建支援には至っていないとも言えます。
また、生活再建支援の現場では、利用できる制度が災害毎に異なるため、制度に関する知識の習得だけではなく、「使える制度をい
かに現場で組み合わせるか」といったノウハウが必要ですし、その学習のためには、事例検討が最も重要だと考えています。
今回の研修は、「まずは基礎知識」だったので、次回、事例検討を行う予定です。
【10月26日~28日@日本災害復興学会】
所属する日本災害復興学会10周年と日本災害情報学会20周年の合同大会が行われたので、参加してきました。
と言いながらも、日弁連の津久井弁護士と宇都弁護士のお二方と意見交換をたっぷりできたのが、最大の収穫だったかもしれませ
ん。意見交換の結論は「災害ケースマネジメントをもっと広めなければならない」といういつも話でしたが。(笑)