住まいの相談会@愛媛県大洲市(平成30年7月豪雨)
6月19日~27日の日程で、愛媛県大洲市での活動を行いました。
前月から引き続き、大洲市での住まいの相談会の開催ですが、移動時間に片道7時間以上はかかるので、相談会の開催は20日~26日になります。
今回は、仮設住宅での開催を中心に行いました。
開始早々に来場下さった方もいらっしゃいました。
発災からもうじき一年が経ちますが、みなさん次の生活に向けた準備は道半ば、といったところで、今ある情報でおぼろげなイメージをされている方がほとんど、いったところでしたが、先災地の事例の紹介や利用できる制度、ローンなどについての説明などで、次の生活のイメージづくりのお手伝いになったかと思います。
中には複数回、見えられた方もいらしゃいました。
長いようで、短い仮設住宅。
自宅再建(新築の場合)を供与期間内に終わらせるためには、実はもう動き出さないとスケジュール的には非常に厳しい時期に差し掛かっています。
一方で、インフラ整備などが理由で計画が立てられない、という方も被害状況によってはいらっしゃいます。そうしたところも、丁寧なヒアリングを行い、きちんと地元行政や社協さんと共有することで、被災者に寄り添った施策が生まれてくるとYNFは考えています。
また、今回は愛媛滞在期間中に大洲市地域支え合いセンター連携会議が開催されたので、出席し、一時間ほどお話もさせていただきました。
少し先のフェーズになりますが、テーマは「住まいの再建」と「生活再建」の違いについてです。
よく混同されますが、「住まいの再建」が果たされても、「生活再建」が果たされたことにはなりません。「住まいの再建」は言わば「生活再建」の入り口。災害公営住宅に入居後だからこそ発生しがちな問題、経済的な問題やコミュニティ・人間関係の課題、健康面など様々な課題が出てくる可能性があります。また、災害公営住宅以外の再建方法を選ばれた方々は、そうした課題が見えづらくなる、という可能性も髙くなります。そうした話などを中心に行いましたが、みなさん熱心に聞いていただきました。
住まいの相談会は現在のところ、9月までの予定ですが、ニーズが一番増える時期が年明け以降ということを考えると、今のうちからいろいろとできることをしておかなければなりません。