活動報告@愛媛県大洲市(平成30年7月豪雨)
今月より愛媛県での活動を再開しました。
今回から大洲市地域支え合いセンター(大洲市社会福祉協議会)さんのサポートを行っていきます。
西日本豪雨から1年以上が過ぎ、新しい災害の発生もあり話題になることも少なくなりましたが、現地では支援活動も継続して行われています。
今の時期の課題は「生活再建」。
最近は、NPOなどのボランティア団体がこの言葉を使用しているシーンをSNSなどでよく目にしますので、少しは課題意識が浸透してきたのか、とも思いますが、言葉だけが先行している印象もあります。(生活再建期まで活動を継続する団体がそもそも少ないです)
熊本地震以降、大規模な被災のあった地域では「地域支え合いセンター」が設置・運営されるようになりましたが、この分野のノウハウは確立しているとは言い難い状況でもあるため、多くの支え合いセンターが手探りで活動せざるを得ないのではないか、と思っています。
YNFが活動させていただいている愛媛県大洲市は半壊以上世帯が2,000世帯以上とかなりボリュームがあります。このため、効率的な運営やポイントを押さえた活動が求められると同時に、これまでの災害からの反省を活かした活動方針が大切になります。YNFの持つノウハウや課題意識をお伝えさせていただくのも目的の一つとなっています。
「在宅被災世帯」という言葉も以前に比べてよく聞かれるようになりましたが、その対応についてはあまり進んでいないのが現状です。あちこちの被災地で「訪問」は行われていますが、「課題解決」に至っていない世帯が多いというのが現状ではないでしょうか。
大洲市にも経済的理由から修理ができていない世帯があり、こうした世帯は全国被災地で一定数いらっしゃると思います。
また、大洲市支え合いセンター連携会議にも出席し、今後の課題や必要となる取り組みについても少しお話させていただきました。
引き続き、愛媛での活動も行っていきます。