【活動報告@久留米】
本日、119番を要請しました。
その方は7月の久留米の水害で被災し、戸別訪問で出会った時には、隙間の開いたブカブカの床に絨毯を敷いて過ごされていました。
その時点で被災から数ヶ月は経過していました。
仮床を貼り、居住環境を考慮し、市営住宅への転居のお手伝いを行っている途中でした。
引っ越しのお手伝いの準備として、荷物の量を確認するため午後2時に訪問。
その際、「数日前から体調が悪い」「今日は朝起き上がることができず、トイレに行く際に何度も倒れてしまった」「ちょうどYNFに電話をしようとしていた」と訴えられました。
即座に車で病院にお連れし、検査の結果、コロナやインフルエンザは陰性。
被災した家の環境面のことや独居であること、携帯電話をお持ちでないこと、脳梗塞の既往があることをお伝えし、入院させてほしい旨を何度も訴えましたが、熱もその時点では37.6度。
急性期の病院のため受け入れが難しいと言われました。
受け入れてくれる病院を紹介してほしいと伝えましたが、今の症状では紹介できない、週明けに市に相談に行ってくださいと言われました。
諦めて自宅へ送ると、家の玄関で突っ伏すように倒れ込んで動けなくなりました。
すぐに119番を行い、その時点で39.5度。
幸い意識はある状態でそのまま受診した病院に搬送されました。
本日のところは回復を祈るより他ありません。
災害は長期に渡ってその影響を被災者に及ぼします。発災直後は人命救助のために大きな音を立ててヘリコプターも飛びますが、残念ながら今の久留米には「大丈夫ですか?」のかけ声もほとんど聞こえません…
【訪問ボランティア募集@久留米(聞き取り調査)】
(応募フォーム)
「被災された方の、声を拾い、必要な支援に繋ぐ」仲間を募集しています(令和5年7月豪雨)
本活動は休眠預金を活用し実施しています。
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私たちの活動は、発災直後の緊急期のみならず、関わった方々が住まいの再建に至るまで継続的に支援を行う中長期型の活動となるため、継続的にご支援いただくサポーター支援制度も設けています。
皆さまのお力を借りて、解決が困難な課題を抱えた被災世帯の方々へ届く支援を行っていけたらと思っていますので、ご支援のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。